思い描ける未来に意味は無い?(SKYMARK会長・佐山展生さん)

2018年11月24日。Impact Hub Kyotoで行われた講演会。スピーカーは、M&AのパイオニアでありSKYMARK再生の立役者・佐山展生さん。


佐山さんのキャリアヒストリーをトレースしつつ、ご自身が大切にされていることをお話しいただきました。「キャリア」に関することが中心でしたが、テクノロジーにより激変する社会環境を生き抜くための「スタンス」という観点でも、気付きが多い内容でした。


その中でも、特に印象的だった「キャリアプラン(あるいはロールモデル)を持っても意味が無い」というお話しを紹介します。





「キャリア」を考える際に、いま思い付く “なりたい姿” をゴールにしてもあまり意味はない。

なぜなら、未来はいま想像できないくらい変わっているから。

「ロールモデル」についても、いま手本になる具体像を追いかけても、それはすでに誰かが実現している姿であって、未来においてその手本は意味を持たない。




このお話しを「現在の延長線上に未来を描くと、それが制約になる。(このことを踏まえたうえで)未来を描く時にはイマジネーションを膨らませる必要がある」というメッセージだと解釈しました。




「VUCA」と言われるように、企業や個人を取り巻く環境は、変動的で不確定で複雑で曖昧です。そんな環境で、将来ことや未来の姿なんて誰も分からない。

ただ1つだけ、「未来は現在の延長線上ではない(予想できないくらい変わっている)」ことだけは確かだと思います。


テクノロジーの発展は社会変化をブーストさせるし、この流れは止まらないでしょう。

そんな激変する環境において、佐山さんのスタンスはとても参考になるなと思いました。



※もう少し詳しくイベントの参加レポートを書いています。興味を持っていただいた方は、以下ブログも読んでいただけると幸いです。

DX lab

京都のデジタルテクノロジーエージェンシー、agex DX labのメンバーブログです。

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